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生活習慣の改善

生活習慣の改善は、睡眠時無呼吸症候群の症状の軽減に役立ちます。(1)

減量

肥満の人は、喉の奥に余分な軟部組織を持ち、それによって空気の通り道を塞ぐ場合があります。このような人は、減量することにより、喉にスペースがうまれ、睡眠時無呼吸症候群の症状を軽減することができます。(2) また、体や生活の質に変化がうまれ、睡眠時無呼吸症候群、心疾患、その他の健康被害を回避できる可能性があります。更には、大幅な減量によって睡眠時無呼吸症候群が治ったという報告もあります。(3)

しかし、一般的に睡眠時無呼吸症候群の患者さんは、痩せにくいと言われています。科学的には、睡眠不足による代謝の低下によって太りやすくなる、インスリン抵抗、耐糖能障害、高血圧を発症するなどが明らかになっています。CPAP療法は、まとまった睡眠が確保でき、ホルモンの変動を防止し、減量するために必要なエネルギーを生みだします。このように、睡眠時無呼吸症候群の治療は、ポジティブな連鎖反応を起こします。(4)

運動

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)の場合、運動による効果は不明確です。しかし、患者さんの中には、症状が改善されたとの報告もあります。

運動は、体重を維持し、気分を高め、日中の眠気の減少や、夜間の睡眠を促進します。これによって生活の質が改善されるかもしれません。

定期的な運動は、早い眠りを促し、毎時間ごとの覚醒回数を抑制し、無呼吸発作の減少に効果的に役立ちます。

OSA患者さんの中には、運動だけでは解決しない場合もありますが、軽度から中等度のOSA患者さんにとっては補助的な治療法ともいえます。

眠りのヒント

良い睡眠習慣をお持ちですか?睡眠に良い習慣を行うと、睡眠中の休息能力が改善するかもしれません。

毎日同じ時間に眠り、同じ時間に目覚めるよう心がけましょう。
睡眠時間は7時間から9時間は確保しましょう。
寝る数時間前からくつろげる環境をつくりましょう。
ベッドに長時間いることはやめましょう。もし20分経っても眠れない場合は、眠気を感じるまで他の部屋に移り、寝る時にまた戻ってきましょう。
日中は日光に当たりましょう。
夜の仮眠は避けましょう。
正しい姿勢で眠るようにしましょう。
アルコール、睡眠薬、鎮静薬の摂取は避けましょう。これらは喉の筋肉を緩め、呼吸を妨害する可能性があります。
最低でも寝る2時間前のカフェイン摂取や重い食事は避けましょう。
睡眠への心配は、悪循環を生みます。不安に邪魔されず、リラックスすることに集中しましょう。

 

新しい習慣が習慣化されるまでには数日かかる場合もありますが、試す価値はあると思いませんか?

 

 


出典

(1) Obstructive sleep apnea-information prescription, www.nhs.uk, consulted on 04/21/2015

(2) Weight loss, breathing devices still best for treating Obstructive Sleep Apnea. Posted October 02, 2013, 1:54 PM Stephanie Watson, Executive Editor, Harvard Women's Health Watch, available on http://www.health.harvard.edu/blog/weight-loss-breathing-devices-still-b..., consulted on 05/25/2015

(3) Losing weight with sleep apnea, Ask the expert, National Sleep Foundation

(4) Norman JF, Von Essen SG, Fuchs RH, McElligott M. Exercise training effect on Obstructive Sleep Apnea syndrome, Sleep Research Online : SRO, 2000, 3(3):121-129.