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治療について

睡眠時無呼吸症候群の治療は、症状抑制に効果的ですが、
継続して行う必要があります。
このページでは、さまざまな治療法をご紹介します。

持続陽圧呼吸療法(CPAP)

持続陽圧呼吸療法(CPAP)は、睡眠時無呼吸症候群の標準的な治療方法(1)です。患者さんは、気道を保つため、連続的に空気を供給する機器に接続したマスクを装着して眠ります。CPAP機器の種類によっては、鼻の乾燥やのどの痛みなどの副作用を防ぐため、加湿器が含まれています。(2)

CPAP治療開始後すぐは、不快に感じ、治療を中断したいと思うかもしれません。人によっては早く慣れ、症状や生活の質が著しく改善されます。(2) CPAPはいびきや、疲労感を軽減するだけでなく、心血管疾患などの合併症のリスクを軽減させます。(3)

下顎前方誘導装置(MAD)

MADは歯茎のシールドに似ている歯科用器具です。中等症の患者さんやCPAPに耐えられない場合などの選択肢として推奨されます。MADは、顎と舌を前方に保ち、のどの奥のスペースを広げ、 いびきを起こす気道搾取を補う設計となっています。(2)

もし正しい歯科治療を受けられていない場合、この治療法はおすすめできないことがあります。(2) まずは医師にご自身の歯が治療に適しているかを相談しましょう。

手術

手術は限られた状況において有効であり、専門家のアドバイスが必要です。より深刻な合併症のリスクを伴うため、通常はお奨めしません。その他の治療でうまくいかなった場合に、最後の手段として考慮されます。(2)

  • 扁桃切除術:扁桃腺を切除する
  • アデノイド切除術:アデノイドを除去する
  • 気管切開術:チューブを直接首と気管に挿入し、自由に呼吸できるようにします
  • 体重を減らし、呼吸しやすくするため、胃のサイズを減らす
  • UPPP手術(口蓋垂―口蓋―咽頭―形成術):肥大した口蓋扁桃を切除し、気道を拡大します。この手術は昨今あまり頻繁に行われていません。

生活習慣の改善

治療を始める前に、医師から、生活習慣上の改善についてアドバイスを受けることもあるかもしれません。閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)の場合、以下のような条件が求められます。

  • 減量
  • 禁煙
  • アルコール摂取量の軽減(特に就寝前)
  • 鎮静剤や睡眠薬の服用を避ける
  • 寝るときは仰向けではなく、横向きに寝る


出典

(1) Clinical Guidelines for the Manual Titration of Positive Airway Pressure in Patients with Obstructive Sleep Apnea, Positive Airway Pressure Titration Task Force of the American Academy of Sleep Medicine, Journal of Clinical Sleep Medicine, Vol. 4, No. 2, 2008

(2) Obstructive sleep apnea-information prescription, www.nhs.uk

(3) Sleep Apnea and Cardiovascular Disease – AHA/ACCF Scientific Statement. Sommers and al. Circulation 2008; 118:1080-1011