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睡眠時無呼吸症候群の患者さんは
増加していますか?

睡眠時無呼吸症候群の患者数は増加しています

睡眠時無呼吸症候群を効率的に治療するための医療と研究が進歩している一方で、患者数は増加しています。矛盾しているようですが、それには理由があります。

睡眠時無呼吸症候群に罹患している人の数と、診断・治療中の数を区別する必要があります。この違いは非常に重要です。現在、世界中で睡眠時無呼吸症候群と診断されているのは全体の2割と推定されています。(1)

持続陽圧呼吸療法(CPAP)による治療を受けている患者数の増加は、この疾患の診断及び治療を受けた患者数の増加を表しています。治療法は進歩しており、フランスでは2014年に49万人の患者さんが睡眠時無呼吸症候群の治療を受けました。これは2006年度の倍の数になります。(2)

睡眠時無呼吸症の認知度

では、睡眠時無呼吸症候群の数は増加しているのか?この答えは、世界的に診断が広まっていないため難しいと言えます。

しかしながら、睡眠時無呼吸症候群の危険因子を持っている人の数が増加していることを考慮すると、患者数は増加している可能性が高いといえます。例えば、2009年に世界の肥満人口は14億人(20歳以上)に達し、2030年には33億人までに増加するとされています。(3)

また、人口の高齢化も、患者数の増加につながる傾向があります。先進国では、60歳以上の人口は2050年までに15歳未満の人口の2倍になると予測されています(4) 。したがって60歳以上の肥満者の数も増加する可能性が高いとされています。

治療を受ける睡眠時無呼吸症候群の患者数や生活に及ぼす影響、疾病の予防や治療の開発は、世界的に重要な問題となっています。


出典

(1) The World Health Organization Chronic Respiratory Diseases. http://www.who.int/gard/publications/chronic_respiratory_diseases.pdf

(2) French National Authority for Health (HAS). Clinical and economic evaluation of medical devices and services for managing patients with obstructive sleep apnea/hypopnea syndrome (OSAHS). Review of the standard categories of medical devices – Medico-technical and economic evaluation section. Saint-Denis La Plaine: HAS; 2014. https://www.has-sante.fr/portail/upload/docs/application/pdf/2014-09/rap...

(3) WHO Obesity and Overweight (Fact Sheet n° 311)

(4) United Nations, Department of Economic and Social Affairs, Population Division (2013). World Population Prospects: The 2012 Revision, Press Release (13 June 2013): "World Population to reach 9.6 billion by 2050 with most growth in developing regions, especially Africa". http://esa.un.org/wpp/Documentation/pdf/WPP2012_Press_Release.pdf