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その他の睡眠障害は?

睡眠時無呼吸症候群以外にも睡眠障害はあります

睡眠が困難だからといって、睡眠時無呼吸症候群とはかぎりません。

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠障害のうちの一つにすぎません。その他睡眠障害の中で、最もよく知られているものは不眠症、レストレッグス症候群、ナルコレプシーおよび概日リズム睡眠障害です。

睡眠時無呼吸症候群:

呼吸の停止が起こる睡眠障害です。上気道が閉塞することによって、睡眠中に無呼吸などを引き起こします。

不眠症:

最も一般的な睡眠障害です。眠りに落ちることに問題を抱えています。充分な睡眠確保が出来ていないため、日中、疲労する原因となります。

レストレッグス症候群(RLS)(または、ウィリス・エクボン症):

不快感により、足や腕を動かしたい衝動にかられます。

ナルコレプシー:

日中過度な眠気を感じます。脳が、睡眠と覚醒のサイクルを正常に管理できていません。

概日リズム睡眠障害:

時差やシフト業務などによる、体内時計の混乱によって起こります。

 

肥満低換気症候群、重複症候群、もしくは、シェインストークス呼吸など、その他睡眠障害も、睡眠時無呼吸症候群に類似しています。

肥満低換気症候群(OHS)

体重が大きすぎると、深呼吸をしたり、素早く呼吸することが難しくなります。 したがって、肥満の方は肥満低換気症候群にかかる可能性があります。

しばしば閉塞性睡眠時無呼吸症候群と組み合わさって、脳の呼吸調節能力の低下によって低換気をもたらします。低換気が起こると、血液は二酸化炭素過多となり、酸素も低下します。

呼吸器系および心代謝系に重大な影響があると、健康関連での費用が増加し、入院や死亡の危険性が高まります。(1)

非侵襲的換気療法(NIV)は、CPAPと同様にマスクを介して行われ、死亡率を低減させます。NIVは換気を補助するために高い吸気圧を設定できます(1)

減量は効果的な治療法ですが、肥満手術のような介入なしには達成するのが難しいことがよくあります(1)

重複症候群

重複症候群は、COPD(慢性閉塞肺疾患)とOSA(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)の組み合わせです。重複症候群は、COPD患者様の10~15%において発症します。(2)この病気は、睡眠中の血中酸素の減少に関連しており、これは極度の疲労やその他の健康上の問題を引き起こします。CPAP(持続陽圧呼吸療法)により症状などが改善します。

 

ご自身に睡眠障害があるか考えてみましょう。該当するものはありますか?専門医が診断と適切な治療を処方してくます。



出典

(1) Sleep breathing disorders – European Respiratory Society WhiteBook (chapter 23)

(2) COPD and difficulty breathing, Sleep disorders problems, National Sleep Foundation

(3) Cheyne-Stokes and abnormal patterns of respiration, Patient.co.uk, viewed on 04/02/2016

監修医:

大阪回生病院

睡眠医療センター長 大井 元晴(おおい もとはる) 医師

       部長 谷口 充孝(たにぐち みつたか)医師